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群馬大学総合情報メディアセンター

教員展示コーナー「草津・栗生楽泉園・ハンセン病~共生と隔離の歴史を学ぶ~」の展示を開催中です

2016年11月04日

1階アゴラの奥の教員展示コーナーで「草津・栗生楽泉園・ハンセン病~共生と隔離の歴史を学ぶ~」の展示が始まりました。今回の担当は,社会情報学部の西村淑子教授です。

西村先生から,以下のメッセージをいただいています。    

   

温泉で有名な群馬県草津町。群馬県に暮らす皆さんなら,一度は訪れたことがあると思います。しかし,そこに,ハンセン病の療養所があることを知っている方は,あまり多くはないかもしれません。

日本という国家が欧米列強諸国に肩を並べる「文明国」になろうと邁進していた時代,ハンセン病患者の隔離政策が始まりました。優生思想に基づく隔離政策は,戦争の拡大とともに徹底され,全国各地にハンセン病患者を収容するための療養所が設置されました。その1つが,1932(昭和7)年に草津町に開設された国立のハンセン病療養所「栗生楽泉園」です。

ハンセン病問題の歴史から,日本の近代化と私たちが暮らす地域社会の姿が見えてきます。ハンセン病患者たちの「生きた証」に思いをはせてみてください。それは,私たちに,とても大切なことを伝えようとしています。

 

 展示リストはこちら

貸出禁止のシールが貼っていない展示図書は貸出できますので,カウンターで手続きをしてください。

※このコーナーに展示されている図書の所在は,「中央図1F教員展示」です。

また,今回の展示では医学図書館の「ライブラリー 患者さんのこころ」から借りてきた図書も多数展示しています(貸出可)

 

展示ポスター(クリックするとPDFが開きます)