2016年10月13日
医学図書館では,テーマ展示「医療現場のコミュニケーション」を開催中です。
神経精神医学教室に監修をお願いし,ケア的コミュニケーション,コーチング/モチベーション,アサーション(自己表現),チーム,マナー・接遇,傾聴,カウンセリング/精神療法,現象学,対人援助の9つの見出しを付け,約50冊の図書を展示しています。
そのうちの11冊には,推薦コメントが書かれていますので,図書を選ぶ際の参考にできます。
ぜひご覧ください。
精神科神経科 藤平和吉先生によるコメント
「相手を変える」コミュニケーションと,「相手が変わる」コミュニケーションがあるようです。精神科医として患者さんとお付き合いさせていただいていると,こんなことを教わります。
前者はあまりよい結果を生みませんが,後者は患者さんの表情が生き生きとしてきます。
この差は,一体何なのでしょうか?
ヒントは,この書棚の中にあります。
それは医学医療の枠を飛び越えて,心理学や哲学,倫理学,教育学,社会学などの分野に及びます。
コミュニケーションを考えることは「人間の在り様」そのものを考えることにもつながります。
秋の夜長,本を片手に,皆さんもいっしょに考えてみませんか?
平成28年10月12日(水)~11月30日(水)平成29年2月28日(火)まで延長します!
医学図書館1階ロビー
医学図書館医学情報係 027-220-7883(内線7883)