総合情報処理センターは, 昭和59年12月に設置された情報処理センターから, 平成11年4月に発展した群馬大学の共同利用施設であり, 群馬大学工学部キャンパス(桐生地区)に設置されています. 本施設は, 桐生キャンパス(桐生分室), 荒牧キャンパス(荒牧分室), 昭和キャンパス(昭和分室)から構成されます.
桐生,荒牧,昭和の各地区には光ファイバーによるFDDI, ATM, Gigabit Ether による, 群馬大学学術情報ネットワーク(GUNet)が構築されていて, これらの各地区間は高速回線(15Mb)により接続されています. さらにこのGUNetは, 桐生キャンパスに設置されている学術情報ネットワークのノードを介して, 日本はもちろん, 全世界の大学・研究機関とインターネットで接続されています. 従って, インターネットを介して海外の研究者との間での情報交換, 研究資料へのアクセス, 各種データベース利用等が即時に利用することができます.
各地区においては, 情報化時代の到来に対応するため, ワークステーションや高性能なPCを主とした分散計算機環境が構築されていて, 情報処理教育を行う充実した環境を提供する共に, 学内ネットワーク(GUNet)を介して, 図書館や各研究室にネットワーク利用のためのサービスを提供しています. また, ダイヤルアップ回線も用意されており, 学生や教職員がインターネットやコンピュータを学外から利用できるように, 整備されています.
1966.3 | 工学部研究委員会に電子計算機室を発足。 |
1975.11 | 特別設備費にてHITAC 8250を導入し,運用開始。 |
1976.3 | 群馬大学計算センター(学内共同利用施設,学内措置)に名称変更。 東京大学大型計算機センターとのリモートバッチサービス開始。 |
1984.11 | 群馬大学計算センター建物竣工(595平方メートル)。 |
1984.12 | 情報処理センター発足。HITAC M-240Hシステム運用開始。 |
1988.2 | HITAC M-660Dシステムの導入。 |
1989~1991 | 桐生,荒牧,昭和の3キャンパス内に学内予算で同軸ケーブル(イエローケーブル) を敷設し,群馬大学学術情報ネットワーク(GUNet)を構築。 |
1991.12 | JAINに加入。 |
1992.3 | HITAC M-660Kシステムを導入。 |
1993.4 | TRAINに加入。 |
1994.3 | 平成5年度補正予算で光ケーブルによるFDDIネットワークを構築し,運用開始。 桐生-荒牧キャンパス間をATM接続(1.5Mbps)し,電話回線を統合。 |
1994.12 | TRAIN接続を廃止し,SINETとATM接続して運用開始。 |
1996.3 | 平成7年度補正予算によるATMネットワークを構築。 UNIXによる分散コンピューティングシステムを導入。 図書館システムを専用システムに分離。 |
1996.4 | キャンパス間(桐生-荒牧,荒牧-昭和)回線を6Mbpsに増速し,GUNetをATMで運用開始。 ATM接続によるTV会議システム,遠隔講義システムの運用開始。 |
1998.3 | SINETのATM NodeとGUNetとの直接接続による運用開始。 |
1999.4 | 総合情報処理センターに改組。 |
2000.3 | 機種更新。 キャンパス間回線を専用線からATM MegaLinkへ移行し,15Mbpsに増速。 |
2001.3 | 平成13年度補正予算によるGigabitネットワークを構築。 |
2003.11 | SINETのEthernet NodeとGUNetとの直接接続による運用開始。 |
2005.3 | 機種更新。 キャンパス間回線をATM MegaLinkからEthernetへ移行し,30Mbpsに増速。 |
2005.4 | 総合情報メディアセンターへ改組 |